54歳の時点でのたまたま早期退職プログラムからは逃れましたが、その後、自分の中では大きな変化が起きました。
どう変化したと思いますか?
私を取り巻く環境は、会社に出社しても部内で自分が一番の年長者、社内には同世代の50代がほとんどいない状態。
その時は、漠然と「次の早期退職プログラムではやめよう」と考え始めました。
その後、決定的に会社を辞めると決めたのは、56歳の時点、2019年5月の以下の3つのニュースからです。
これらのニュースは、ザ・サラリーマンを自称する私には非常にインパクトが大きかったですし
記憶に残っている人も多いのではないでしょうか?
・1つ目は、経団連 中西宏明会長の発言(5月7日)
「企業からみると従業員を一生雇い続ける保証書を持っているわけではない」
「制度疲労を起こしている、終身雇用を前提にすることが限界になっている」
・2つ目は、トヨタ自動車 豊田章男社長の発言(5月13日)
「今の日本を見ていると雇用をずっと続けている企業へのインセンティブがあまりない」
「現状のままでは終身雇用の継続が難しい」
・3つ目は、経済同友会 桜田謙悟代表幹事の発言(5月14日)
「昭和の時代は、大変よく機能したと思う」
「ただ、経済そのものが大きく変革してしまった中で、もたないと、わたしは思っている」
これらのニュースをみた直後からの私の頭の中を駆け巡った「妄想仮説」は以下の通りです。
めっちゃヤバイことが起こりそう???
妄想1:近い将来、終身雇用制度が崩壊する
↓
妄想2:終身雇用の崩壊に伴い、年功序列型の給与体系の見直しが行われる
↓
妄想3:月々の給与が減額される
↓
妄想4:退職金算定時の基礎給与部分の減額に伴い、退職金が大幅に減額される
↓
妄想5:老後の人生設計が大きく崩れる
今までの昇りエレベータから、下りエレベータへの逆回転が始まったように感じました。
それまでの漠然とした考えから、この時点から本気で早期退職を考えるようになりました。
次のブログで、その後の経過を報告します。
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