2019年5月時点で考えた私の「妄想仮説」は以下の通りです。
妄想1:近い将来、終身雇用制度が崩壊する
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妄想2:終身雇用の崩壊に伴い、年功序列型の給与体系の見直しが行われる
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妄想3:月々の給与が減額される
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妄想4:退職金算定時の基礎給与部分の減額に伴い、退職金が大幅に減額される
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妄想5:老後の人生設計が大きく崩れる
上記の記事で報告した私の選択は、正しかったのでしょうか?
その後の社会の動きを最近のニュースから検証してみたいと思います。
【三菱ケミカル、成果主義を全面に 一般社員にも導入】
三菱ケミカルは2021年4月、事前に職務内容を定めて成果で処遇する人事制度を、非管理職の一般社員にも導入する。
勤続年数ではなく社内で果たす役割や成果に応じ、賃金や社内で就けるポストが決まる。
(日経新聞 2020年12月22日)
【川崎重工、年功制を全廃 工場含む1万7000人対象】
川崎重工は2021年度から年功制の人事評価を全廃する。全従業員1万7千人を対象に役割や成果に応じて賃金やポストを決める。
事務職や工場勤務者も対象とし、評価次第では若手の給与がベテランを上回る場合も出てくる。
(日経新聞 2021年2月26日)
【三井物産「30歳で部長級」もある…新人事制度】
三井物産は、4月から人事制度を見直し、若手でも実績に応じて管理職に登用する仕組みを導入した。成果を出せば、最速で30歳代前半で部長クラスに起用する。
(読売新聞オンライン 2021年4月3日)
その他のニュース等を見てみても、コロナ禍での在宅ワーク推進に伴い、
評価体系の「ジョブ型」や「成果主義」への移行が加速している印象を受けます。
このことは、若手世代からすると給与アップのチャンスになるので
いい面でもあるとも考えます。
また、評価の変更に伴う賃金体系の変更について触れられている記事は多いですが、
50代のビジネスパーソンにとっては、給与の減額、それに伴う
『退職金の減額』と『老後の人生設計』が大きく崩れることが問題であると考えます。
よって個人的には、「仮説妄想」が頭を駆け巡った
2年前の時点で早めに会社を辞める選択をしたことは正しかったように思います。
次のブログで、その後の経過を報告します。
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